URL短縮サービス

Twitterを使っていると必ずお世話になるURL短縮サービス。Twitter以外にもメールで用いたり、Webサイトに載せるURLを短縮したり、クリックのログを取ったりと便利なのですが、注意すべき点がいくつかあります。
よく言われるのが「真のリンク先が分からなくなり、ブラクラ等を開いてしまう恐れがある」というものですが、私自身は積極的に支持してません。なぜなら、「どのURLがブラクラなのか」というブラックリストはせいぜい数える程度しか記憶できるはずもなく、たとえ真のURLが見えていても「そのページがブラクラであるか」など、まず分からないからです。それよりも「信頼できる人から教えてもらったURLしか開かない」「ブラウザ・セキュリティーソフトなどでブロックする」といった対策の方が効果は高いでしょう。
それよりも注意すべき、というより気になる点は「その短縮URLはいつまで有効であるのか」です。URL短縮サービスは新しいサービスであり、その永続性は未知数です。一昔前の「無料ホームページサービス」の様に合併・廃止が相次いで起き淘汰される可能性も大いにあるのです。まだ合併ならドメインを維持する見込みがありますが、廃止となると絶望的です。サービスが廃止されたあとに残る、機能しない短縮URLの処置は面倒極まりないでしょう。
この点を踏まえて、サービスを使う側は、Twitterのような「たかだか数日からせいぜい1年程度」機能すれば十分な用途にのみ短縮URLを用い、Webページやメールのような、数年単位でポインタを指し続ける必要がある用途には短縮URLを用いないよう心がけるべきでしょう。

追記
もっとも、検索エンジンの結果ページのURLのようなもの(クエリーが延々と続くもの)はそれ自体が「永続性がある」とは言い難いか。いつパラメータの仕様が変わるか分からないし。こういうのはどんどん短縮URLを使っても構わないかも。